第06齣 傍訝
【中呂過曲・縷縷金】〔丑角登場〕遊びは終わり、車駕は宮中へ帰った。西宮は何事で、君主の機嫌を損ねたのか。まさか春の宴の傍らで、風流な気まずい出来事があったのでは。どうして楽しいことが突然不快に変わったのか。誠に不思議でならぬ、誠に不思議でならぬ。
先日、万歳様は楊娘娘と共に曲江へ遊びに出られ、大いに喜ばれた。ところが昨日、娘娘が突然先に宮中へお戻りになり、万歳様は今日ようやくお帰りになった。聖上のご機嫌は大変すぐれない。何が理由か分からない。遠くから永新姐が来るのが見える。彼女に尋ねてみよう。〔老旦登場〕
【前腔】宮中のことは、心を費やして取り計らうもの。雲雨は翻り、突然に陽台で悶着が起きた。〔丑角が会釈〕永新姐、良いところに来た。お聞きしたい。万歳様はなぜ楊娘娘の宮中へおいでにならないのか?〔老旦〕ああ、公公、あなたはまだご存知ないのか!二人は仲違いの後、取り繕って体裁を繕っているのだ。〔丑角〕何事があったのか?〔老旦〕ただ、並び咲きの蓮の傍らに、また一枝が咲いたからだ。〔丑角〕その一枝とは何か?〔老旦笑う〕公公、あなたは聡明な方だ、おのずと悟られよ、おのずと悟られよ。
〔丑角笑う〕私がどこに分かろう!永新姐、どうか私に話して聞かせてくれ。〔老旦〕もしこの事を語るなら、元は我が娘娘自身が招いたことだ。〔丑角〕なぜだ?〔老旦〕ただ、娘娘はあの虢国夫人に対して、
【剔銀灯】常に君の前で褒め称え、化粧は薄化粧で上品、自然で比べるものがないと。あの日、望春宮で、万歳様が彼女に侍宴を命じられた。三杯の酒の後、ひそかに連環の砦を築き、騙して同心の羅帯を結ばせたのだ。〔丑角拍手して笑う〕ああ、私もそんなことがあったのではないかと疑っていた。だが、なぜまた悩むことになったのか?〔老旦〕後になって、娘娘は恩寵を奪われるのを恐れ、そのため猜疑と嫉妬が生じた。恩情はたちまち変わり、賑やかだった一対の鴛鴦はこうして散ってしまったのだ。
〔丑角〕なるほど、虢国夫人が望春宮で私情をはたらき、それで帰ったのか。〔老旦〕その通りだ。あの虢国夫人が去る時、我が娘娘は引き留めなかった。万歳様はたいそう不機嫌で、今日はついに西宮へお入りにならない。娘娘はそこでただ泣いておられるのだ。〔丑角〕思うに、楊娘娘という方は、
【前腔】あまえん坊で気まま、生まれつきあまりに激しい。先頃は梅娘娘を追い詰め、楼東に移されてどうにもならなかった。今度の虢国夫人は、実の妹である。連枝同気の情は他人ではないことを知るべきだ。どうしてこれほどに愛を分け与えることが難しいのか?〔老旦〕それはさておき。ただ、普段は万歳様と娘娘は行きも座りも離れなかったのに、今や二人は顔を合わせない。どうすればよいのか?〔丑角〕我々のような者が、どのように取り計らうべきか。ひとまず君と共に傍らで見守ろう。
〔内場〕高公公に宣旨あり。〔丑角〕参ります。
〔生角〕狎宴は春の日、正に遅し。〈(韓偓)〉 〔老旦〕寵愛深ければ、かえって寵愛の先に衰えるを恐る。〈(羅虬)〉
〔雑角〕外側の笑い話に猜忌を含み、〈(陸亀蒙)〉 〔老旦〕もし旁人に問えば、いずくんぞ知るを得ん!〈(崔颢)〉
