桓公
桓公三年
第 3 篇
三年、春、正月、桓公、嬴地にて斉僖公と会見す。
夏、斉僖公、衛宣公、蒲地にて会談を行い、互いに政令を発す。
六月、桓公、郕地にて杞侯と会見す。
秋、七月、壬辰の朔日、日食あり、太陽は完全に呑み込まれた。
公子翚、斉国に赴き斉女を迎えんとす。九月、斉僖公、讙地にて姜氏を見送る。桓公、讙地にて斉僖公と会見し、夫人姜氏、斉国より魯国に至る。
冬、斉僖公、その弟夷仲年を魯国に遣わし聘問せしむ。
この年、五穀豊穣なり。
三年、春、曲沃の武公、翼城を攻め、軍を陘庭に駐屯す。韓万、武公のために戦車を御し、梁弘、車右を務む。汾水の辺りの低き地にて翼侯を追撃す。武公の戦車の騑馬、繋がれて停まることにより、夜、翼侯及び欒共叔を捕らう。
桓公、嬴地にて斉僖公と会見す。これは斉国との婚姻を成就するためなり。
夏、斉僖公、衛宣公、蒲地にて会談す。双方、盟約の儀式を行わず。
桓公、郕地にて杞侯と会見す。これは杞国が来たりて講和を請うたためなり。
秋、公子翚、斉国に赴き斉女を迎えんとす。これは先君が築きたる友好関係を継続するためなり。故に『春秋』は彼を「公子」と称す。斉僖公、自ら姜氏の嫁入りを見送る。これは礼に適わず。およそ本国の公室の女子が同等の地位の国に嫁ぐ場合、もし国君の姉妹ならば、上卿が送り届け、先君に対する礼敬を示す。もし国君の娘ならば、下卿が送る。もし大国に嫁ぐ場合、国君の娘であっても、上卿が送る。もし天子のもとに嫁ぐ場合、全ての卿大夫が送り届け、国君は自ら送らぬ。もし小国に嫁ぐ場合、上大夫が送る。
冬、斉国の仲年、魯国に来たり聘問す。これは魯国に夫人を致すためなり。
芮伯万の母芮姜、芮伯万の寵愛する者の多きを憎み、故に彼を追い出し、魏地に居らしむ。
