商書
湯誓
第 10 篇
伊尹は商の湯王に仕え、夏の桀王を討伐するために、陑の地から登っていき、鳴条の野で桀と戦い、『湯誓』を作った。(原書にはこの一節はない)
湯王は言った。「さあ、汝ら諸々の民よ、皆わが言葉を聞け。我が小子があえて兵を起こして乱をなすのではない。夏に多くの罪悪があるため、上天がこれを誅滅するよう命じたのである。」
今、汝ら衆人は言うであろう。「我が君主は我ら衆人をあわれまず、我らの農事を捨てて、夏を征正しに行かれる。」我はすでに汝らのこれらの言葉を聞いている。夏氏に罪があるゆえ、我は上帝を畏れ、あえて征正しに行かざるを得ない。
今、汝らはあるいは言うであろう。「夏の罪過とはいったいどのようなものか。」夏の王はひたすら衆人の力を抑えつけ、ひたすら夏の邑の民を害する。衆人は皆懈怠し、協力しようとせず、言う。「この太陽はいつ滅びるのか。我は汝と共に滅びることを願う。」夏の徳はこのような境地に至った。今、我は必ずや征討に赴く。
汝らは我が一人を助け、天の罰を施行せよ。我は汝らを大いに賞賜するであろう。汝らは決して信じないことがあってはならない。我は言葉を違えない。汝らがもし誓いに従わなければ、我は妻子と共に汝らを殺戮し、赦免することはないであろう。
