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周書

康誥

第 37 篇

成王が管叔・蔡叔を討伐した後、殷の遺民を康叔に封じた。そこで《康誥》《酒誥》《梓材》を作った。(原本にはこの段落はない)

三月の初め、月の光が生まれる頃、周公は東の洛の地に新たな大邑を営み始めた。四方の民は大いに和合して集まり、侯・甸・男などの邦国、ならびに采・衛・百官、遷されて来た民までもが和順し、周の地に来て職事を持つ者に拝謁した。周公は全てを勤勉に処理し、ここに宏大な誥命を発して治めようとした。

王はかく言う。「孟侯、我が弟、小子封よ。

汝の偉大で光り輝く父、文王は、德行を彰明し、刑罰を慎むことができた。

彼は鰥夫や寡婦を軽んじることなく、用いるべき者を用い、敬うべき者を敬い、威服すべき者を威服し、人民の地位を顕かにした。故に初めて我が華夏を建てることができた。我が一二の邦国の修治と共に、我が西土はまさにその庇護に依っていた。これらは全て上帝に聞こえた。上帝は嘉美し、天はここに大命を文王に授け、彼をして強大な殷を滅ぼさせ、広く天命を受けさせた。その邦国人民に至るまで、皆秩序を得ることができた。汝の寡兄は勉めてこれを継承した。故に汝、小子封をこの東方の地に封じたのである。」

王は言う。「ああ、封よ、汝はこれらを思え。今、人民は汝が敬慎に汝の父文王に従い、その声名を継ぎ、その徳ある言葉を行わんとしている。汝は行って広く殷の先代の明哲な君王のやり方を訪ね求め、人民を安定させ治めるために用いよ。汝は深遠に商代の年高く成徳ある者を思い、自らの心を安定させ、明らかに訓戒せよ。また別に、古代の先哲君王より伝わる教えを訪ね求め、人民を安定させ保護するために用いよ。德行を天道に合うまで広め、德行を汝の身に豊かにすれば、王命の中に廃されることはないであろう。」

王は言う。「ああ、小子封よ、人民の苦痛を自らの病と思え。恭しくあれ! 天は畏るべく、誠実な者を輔ける。民情は大体見ることができるが、小民は全うさせることが難しい。行って汝の心を尽くし、安逸享楽に耽ってはならない。そうしてこそ人民を治めることができる。我聞く、怨みは大なるに在らず、また小なるに在らず。恩恵が真に恩恵であるか、勉励が真に勉励であるかを見るべきである。

よし、汝この小子よ、汝の職責は王命を弘め、殷民に応えて保護することにあり、また王を助けて天命を安定させ、新しき人民を教化することにある。」

王は言う。「ああ、封よ、明らかにして慎んで刑罰を施せ。人が小罪を犯しても、過失ではなく、常に自ら常法に合わないことをするならば、その罪は小さくとも、殺さざるを得ない。また人が大罪を犯しても、常にそうではなく、ただ過失や災禍による偶然であるならば、既に道理に従ってその罪状を究め尽くした上で、そのような者は殺してはならない。」

王は言う。「ああ、封よ、事には次序があるべきであり、これこそ大いなる明法である。人民は力めて和やかになり、病が解消されるかのようになるであろう。人民は全て罪過を棄てるであろう。嬰児を保護するかのようにすれば、人民は安定し、治まるであろう。

汝封が勝手に人を刑し、人を殺すことができるのではない。故に人を刑し、人を殺す者があってはならない。汝封がまた、鼻を削ぎ耳を削ぐと言うことができるのではない。故に鼻を削ぎ耳を削ぐ者があってはならない。」

王は言う。「外部の事務については、汝はこれらの法則を陳べ、軍衆を管理せよ。殷の刑罰にもまた条理がある。」

また言う。「囚人を審理するには、五六日、十日、三月に至るまで反復して考え、その後ようやく疑わしい囚人の案件を大きく判定せよ。」

王は言う。「汝はこれらの法則を陳べて事を執り、判罰は殷の常法に依り、宜しき刑罰、宜しき殺戮を用いよ。ただ汝封自身の意に従ってはならない。汝は極めて謙順を尽くし、かく言え。すなわち次序がある、と。ただまだ完全に整っていない事がある、と言うのみである。

よし、汝この小子よ、自ら既に汝封のような心を持っていると思うな。我が心意、我が德行は、ただ汝のみが知る。

およそ人民が自ら罪を得て、盗みを行い、奪い取り、奸邪をなし乱を起こし、財物のために人を殺し、昏乱して死を恐れない者があれば、憎まぬ者はいない。」

王は言う。「封よ、大悪の者は最も憎むべきである。況や不孝不友の者をや。子が父の事を敬慎に行わず、大いに父の心を傷つける。父がその子を慈しむことができず、かえって子を憎む。弟が天の示す倫常を顧みず、兄を恭敬することができない。兄もまた幼子を養う哀れみを顧みず、大いに弟を愛さない。ただこのような悲しむべき事が現れるならば、それは我が執政の者にのみ罪があるのではない。天が我が人民に与えた常倫が大いに泯滅し乱されたのである。言うべきである。すなわち速やかに文王の定めた刑罰に基づき、この類の者を懲らしめ、赦してはならない、と。

大法に従わない者がなおこのようである。況や外の庶子の中の教え導く者、およびその長官、小臣、諸々の官属が、あまねくこれを宣揚し、人民の大きな名声を博し、考えず、任事せず、その君主をして憂い病ませる。これは邪悪を導くものであり、我が憎むところである。よし、汝は速やかにこの義理に基づき、法に従って殺戮せよ。

また、君主として、長上として、その家人およびその小臣、外任の長官を治めることができず、ただ威逼虐待し、大いに王命を放棄し、德行を用いて治めない者がある。

汝もまた典章を敬守できないことはない。ここに寛厚をもって民に臨め。文王の敬畏慎みに依りて民を寛待し、言え。我、もし文王に及ぶことができれば、我が一人は喜ばん、と。」

王は言う。「封よ、明らかに民を導いて吉祥安康に向かわせよ。我が取法するところは、殷の先代の明哲な君王の德行であり、これを用いて人民を安定させ治め、追求の基準とする。況や今の人民には、誰も正道に導くことができない者はいない。導かなければ、国の中に政事はないであろう。」

王は言う。「封よ、我、前事を鑑みざるを得ない。德行の説と刑罰の施行を汝に告げる。今、人民はなお安定せず、心はまだ定まっていない。幾度も導いたが、なお一致しない。明らかに言えば、天もし罰して我らを誅滅するならば、我らも怨むことはできない。罪は大なるに在らず、また多きに在らず。況やそれが顕かに天に聞こえるということをや。」

王は言う。「ああ、封よ、恭しくあれ! 怨みをなすな。謀略に合わず、常法に合わぬ事を用いるな。事を判断するには誠信に依り、大いに敏達な德行に法り、もって汝の心を安定させ、汝の德行を顧み、汝の謀りごとを遠く思い、寛厚にして民を安んじよ。そうすれば、民は汝を指弾し滅ぼすことはないであろう。」

王は言う。「ああ、故に汝小子封よ、天命は固定したものではない。汝、思え。我が祭享を絶えさせてはならない。汝の職命を彰明し、汝の聴断を高め、もって人民を安定させ治めよ。」

王はかく言う。「行け、封よ。敬して典章を守ることを廃するな。我が戒めに従えば、汝は殷民をして世々安寧を享受させることができるであろう。」