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周書

君陳

第 49 篇

周公が世を去った後、成王は君陳に命じて東郊の成周を分担して治めさせた。ここに『君陳』を作る。(原書にこの句はない)

王はこうおっしゃった。君陳よ。汝は美しい徳を備え、孝行で恭順である。父母に孝行で兄弟に友愛であるからこそ、政治を行うことができる。われは汝を任命してこの東郊を治めさせる。慎み敬うように。

昔、周公は万民を教え養い守られた。百姓はその恩徳を心に感じている。汝が赴いたならば、その職務を慎み、周公の常法に従い、努めて周公の教えを広めよ。そうすれば百姓は安定するであろう。

われは聞く。最もすぐれた政治の馨りは遠くまで聞こえ、神明をも動かすと。黍稷の香りこそが真の馨りなのではない。輝く徳こそが真の馨りなのである。汝は周公のこれらの謀略と教えに倣い、日々倦むことなく励み、安逸や享楽を求めてはならない。

そもそも人は、聖人にまだ会わぬときは、会えないかのように思い、すでに聖人に会っても、その教えに従うことができないものである。汝は警戒せよ。汝は風であり、百姓は草である。

政事をはかるのに、困難でないものは一つとしてない。廃止することもあれば興すこともある。出し入れにあたっては汝の衆人とよく相談し、衆人の意見が一致すれば、それを施行せよ。

汝に善い謀りごと善い計画があれば、内廷に入って汝の君主に告げよ。汝は外にあっては君主の意向を承け、「これらの謀りごと、これらの計画は、すべてわれらが君主の徳によるものである」と言え。ああ、臣下たちがもしみなこのようであれば、それはまことに善く、光り輝くことであろう。

王はおっしゃった。君陳よ。汝は周公の大訓を広め輝かせよ。権勢によって威を振るってはならず、法律に寄りかかって百姓を刻み剥いではならない。寛容で和やかでありながらも法度があり、従容として和らいでいよ。

殷の地の民が罪を犯したとして、われが「治罪せよ」と言っても、汝はすぐに治罪してはならず、われが「寛恕せよ」と言っても、汝はすぐに寛恕してはならない。かの適切な基準を求めよ。

もし汝の政令に従わず、汝の教えに感化されない者がいても、刑罰を用いて刑罰を止めさせる、そうしてはじめて治罪すべきである。

常習的に悪事をはたらき、倫常をそこない礼俗を乱す者、これら三つの細かな過ちであっても寛恕してはならない。

汝は愚かで頑な者に対して怒り憎んではならず、一人の人間に対し完全を求めて責めてはならない。

必ず忍耐することができて、はじめて成功がある。包容があって、徳は広大になる。

かの徳を修める者をよく調べ、かの徳を修めぬ者をも調べよ。善良な者を抜擢し、それによって善良でない者を導け。

百姓の本性は純朴で厚いものであるが、外の物の影響によって変化する。彼らは上の命令に背き、自分たちの好むものに従う。汝が常法を敬い徳を修めることができれば、こうして変わらぬ者はいなくなり、まことに大道へと上りゆくであろう。われ一人が多くの福沢を受けられるかどうか、汝の美徳もまた、ついには後世に永遠に称えられるであろう。