国風
汾沮洳
第 108 篇
『汾沮洳』の序文に曰く、『汾沮洳』は、倹約を諷刺したものである。その国君は倹約で勤勉であったが、礼儀にかなった行いができないことを諷刺したのである。
かの汾水の低き湿地にて、そこに莫菜を摘み取る。かの人は、美しくて測り知れず、美しくて測り知れぬれど、公路の官職には全く相応しからず。
かの汾水の辺りの地にて、そこに桑の葉を摘み取る。かの人は、美しくて花のごとく、美しくて花のごとくなれど、公行の官職には全く相応しからず。
かの汾水の曲がりし所にて、そこに藚草を摘み取る。かの人は、美しくて美玉のごとく、美しくて美玉のごとくなれど、公族の官職には全く相応しからず。
『汾沮洳』は全三章、各章六句よりなる。
