国風
車鄰
第 126 篇
『車鄰』序:「『車鄰』は、秦仲を讚える詩である。秦仲の勢力は次第に大きくなり、車馬や禮樂、侍從などの善いものを有するに至った。」
車は轔轔と音を立て、馬は額が白い。未だ君子にはお目にかかれず、まずは寺人の傳令に従う。
丘の上には漆の木があり、窪地には栗の木がある。已に君子にお目にかかり、並んで座って瑟を彈く。今のうちに樂しまねば、光陰は過ぎ去り人は老いゆく。
丘の上には桑の木があり、窪地には楊の木がある。已に君子にお目にかかり、並んで座って笙を吹く。今のうちに樂しまねば、光陰は過ぎ去り人は死にゆく。
『車鄰』は全三章、第一章は四句、第二・三章は各六句からなる。
