国風
黄鳥
第 131 篇
「黄鳥」
序:『黄鳥』は、三人の良臣を哀悼する詩である。国人が秦の穆公の殉葬を諷刺し、この詩を作った。
囀る黄鳥、棗の木に止まる。誰か穆公に従いし、子車の奄息なり。この奄息、百人の俊傑に値す。
その墓穴に近づき、戦慄して身震いす。ああ蒼天よ、我らの良人を害す。もし彼を贖えるならば、百人を以て一人と換えん。
囀る黄鳥、桑の木に止まる。誰か穆公に従いし、子車の仲行なり。この仲行、百人の備えに値す。
その墓穴に近づき、戦慄して身震いす。ああ蒼天よ、我らの良人を害す。もし彼を贖えるならば、百人を以て一人と換えん。
囀る黄鳥、荆の木に止まる。誰か穆公に従いし、子車の鍼虎なり。この鍼虎、百人の防ぎに値す。
その墓穴に近づき、戦慄して身震いす。ああ蒼天よ、我らの良人を害す。もし彼を贖えるならば、百人を以て一人と換えん。
『黄鳥』三章、各章十二句。
