国風
隰に萇楚有り
第 148 篇
低き地に楊桃の木あり、枝は柔らかにして茂れり。鮮やかに潤いて美しきかな、汝の無知無覚にして憂い無きを羨む。
序:「隰有苌楚」は、放縦を諷する詩なり。国の人は国君の淫らに放縦なるを痛み、故に情欲無き生存の状態を羨み望む。
低き地に楊桃の木あり、花は柔らかにして盛んに咲けり。鮮やかに潤いて美しきかな、汝に家室の牽累無きを羨む。
低き地に楊桃の木あり、実は柔らかにして垂れたり。鮮やかに潤いて美しきかな、汝に家室の拖累無きを羨む。
「隰有苌楚」は、合わせて三章、各章四句なり。
