小雅
天保
第 6 篇
『天保』六章、各章六句。
序言:『天保』は、臣下が君に報いる詩である。国君がへりくだって臣下に接し、それによってその政事を成就する。臣子が功績を君主に帰し賛美して、それによって君に報いるのである。
天が保ち安らかにしてくださる、江山と社稷は大いに固い。汝の王業の基を厚くし、何の福を与えないことがあろうか。汝に益を多く施し、一つとして豊かでないものはない。
天が保ち安らかにしてくださる、汝に福禄と吉祥を賜う。すべてのことが適い、天の百の福を受ける。汝に長く大いなる福を降し、日々に享受してもなお足りない。
天が保ち安らかにしてくださる、一つとして盛んでないものはない。高山や丘の如く、山岡や山陵の如く、大河が流れ来る如く、一つとして増えないものはない。
吉日を選び酒食を備え、これをもって祭祀に誠心を捧げる。春夏秋冬の四つの祭りに、先公と先王を祭り奠める。先祖が口を開きて汝に賜う、万年の長寿、限りなく永し。
先祖の御霊すでに降り立ち、汝に福を与えること広く多し。百姓は質朴で誠実に、日々に食事をして時を過ごす。黎民百姓は天下に普遍しく、ひとしく汝の恩徳を受ける。
月が次第に満ちるが如く、太陽が昇り始めるが如く、南山の如く長寿を楽しみ、欠けも崩れもない。松柏の如く枝葉が茂り、一つとして継承しないものはない。
