小雅
黍苗
第 67 篇
『黍苗』
序:「黍苗」の詩は、周の幽王を諷刺したものである。君主が雨水が万物を潤すように恩恵を天下に施すことができず、卿士たちも召伯のような責務を果たせなかったからである。
盛んな黍の苗よ、時宜にかなった雨がそれを潤す。長き南行の道のりに、召伯が人々をねぎらう。
我らの中には物を担ぐ者、車を押す者、馬車を駆る者、牛を追う者もいる。この南行の任務はすでに成し遂げられ、おそらく帰郷できると言えよう。
我らの中には徒歩の者、車に乗る者もおり、隊を組み、師旅を編成した。この南行の任務はすでに成し遂げられ、おそらく帰って安らかに暮らせると言えよう。
速やかに完成した謝邑の城は、召伯が自ら経営し計画したものである。威風堂々たる出征の軍隊は、召伯が組織し訓練して成功させたものである。
高き地も低き地もすでに整えられ、泉や川もすでに清らかになった。召伯の事業が成功を収め、周王の心もまた安らかになった。
「黍苗」は全五章、各章四句からなる。
