小雅
隰桑
第 68 篇
『隰桑』
序文:「隰桑」は、周の幽王を諷刺した詩である。小人が官位に就き、君子は野に置き去りにされ、詩人は君子に会いたいと願い、心の限りを尽くして仕えようとする。
低き地の桑の木、なんと美しく、その葉はなんと茂っていることか。すでに君子にお会いしたなら、その楽しさはいかばかりであろうか。
低き地の桑の木、なんと美しく、その葉はなんと潤っていることか。すでに君子にお会いしたなら、どうして楽しまずにおられようか。
低き地の桑の木、なんと美しく、その葉はなんと青黒く茂っていることか。すでに君子にお会いしたなら、その良い評判はまことに固い。
心のうちにまことに愛しているのに、なぜ言葉に出して言わないのか。心の奥深くに彼を秘めている、いつの日か忘れることができようか。
『隰桑』は全四章、各章四句からなる。
