大雅
鳧鷖
第 14 篇
『鳧鷖』
序文:『鳧鷖』の詩は、成し遂げた成果を保ち続けることを詠んでいる。太平の世の君子は、満ち足りた状態を保ち、既得の成果を守ることができるため、神霊や祖先はそれによって安らかで楽しい思いをするのである。
野鴨や水鴎が涇水にいる、公尸が宴に来て安らぎをもたらす。汝の酒はすでに清らかであり、汝の料理はすでに香ばしい。公尸が宴に来て飲めば、福禄は成就するであろう。
野鴨や水鴎が砂浜にいる、公尸が宴に来て適いをもたらす。汝の酒はすでに豊かであり、汝の料理はすでに美味である。公尸が宴に来て飲めば、福禄は到来するであろう。
野鴨や水鴎が小洲にいる、公尸が宴に来て安住をもたらす。汝の酒はすでに濾し清められ、汝の料理は干し肉である。公尸が宴に来て飲めば、福禄は降り注ぐであろう。
野鴨や水鴎が水流の集まる所にいる、公尸が宴に来て敬われをもたらす。すでに宗廟にて宴を設け、福禄は降り注ぐ。公尸が宴に来て飲めば、福禄は高まるであろう。
野鴨や水鴎が峡門にいる、公尸が来て休み、和やかに安らぐ。美酒は心ゆくまで楽しまれ、焼き肉の香りは濃厚である。公尸が宴に来て飲めば、後に困難が生じることはない。
『鳧鷖』は全五章、各章六句からなる。
