モバイルで快適に読む 『詩経』アプリ:全文検索、しおり、読み上げ、オフライン
テーマ
文字サイズ 18
国風

考槃

第 56 篇

『考槃』の序にいう。『考槃』という詩は、衛の荘公を諷したものである。その先君の事業を継ぐことができず、賢良なる者をして退隠して窮困の境地に居らしめたことを諷する。

山間の渓谷に木盤を敲き(あるいは隠棲して自ら楽しむ)、この碩人(賢者)は心志寛舒なり。独り寝、独り醒め、独り語り、誓って永遠に此の楽しみを忘れじ。

山の斜面に木盤を敲き、この碩人(賢者)は安楽に居る。独り寝、独り醒め、独り歌い、誓って永遠に此の楽しみを離れじ。

平原に木盤を敲き、この碩人(賢者)は盤桓して安らかに居る。独り寝、独り醒め、独り宿り休み、誓って永遠に此の楽しみを他人に告げじ。

『考槃』は三章より成り、各章四句あり。