国風
兔罝
第 7 篇
「兎罝(としょ)」
序文:「兎罝」の詩は、后妃の教化が及ぼす影響を述べたものである。「関雎」の教化が行われれば、美徳を愛さない者はなくなり、賢徳の士も多く現れるようになる。
きっちりと整えられた兎の網、杭を打つ音が丁丁(ていてい)と響く。勇ましい武士は、公侯の楯(たて)となり城(き)となる者である(干城(かんじょう):楯と城壁のように、守り手のたとえ)。
きっちりと整えられた兎の網、大路の真ん中に設けられている。勇ましい武士は、公侯の良き相棒である(好仇(こうきゅう):良き助手。仇は逑(きゅう)に通じ、匹敵・相応の意)。
きっちりと整えられた兎の網、林の中に設けられている。勇ましい武士は、公侯の腹心(ふくしん)である(腹心:信頼のおける側近、心腹の者)。
「兎罝」は全三章、各章四句からなる。
