国風
出其東門
第 93 篇
『出其東門』の序文:『出其東門』は、時勢の乱れを哀しむ詩である。公子たちが五度にわたり君位を争い、戦争が絶え間なく続き、男女が互いに見捨て合い、民は自らの家庭を守りたいと願った。
東門を出でて外へ行けば、女たちは雲のように多い。雲のように多いけれども、それは我が想う人ではない。ただあの白き衣に緑の襟の女こそ、我が心を楽しませる。
城門を出でて外郭へ行けば、女たちは白茅の花のように多い。白茅の花のように多いけれども、それは我が心に掛かる人ではない。ただあの白き衣に紅き襟の女こそ、我と共に楽しめる。
『出其東門』は全二章、各章六句から成る。
