国風
還
第 97 篇
序:「還」は、政事を怠ることを諷刺した詩である。哀公は狩猟を好み、獣を追い求めて飽くことを知らなかった。国中の民がこれに倣い、ついには風俗となった。狩猟に習熟することを賢能とし、馳せ駆けることに長じることを嗜好とするようになった。
なんと敏捷なことよ、峱山の間で我と出会い。共に車を駆って二頭の大獣を追い、君は拱手して我が手際を褒めた。
なんと俊美なことよ、峱山の路で我と出会い。共に車を駆って二頭の雄獣を追い、君は拱手して我が優れていると褒めた。
なんと健壮なことよ、峱山の南で我と出会い。共に車を駆って二頭の狼を追い、君は拱手して我が善良だと褒めた。
「還」は全三章、各章四句からなる。
