下経
家人
第 7 篇
䷤ 離下巽上
易経
家人卦は、女子が貞正を守るのに有利である。
初九:家の中に備えを設ければ、悔いは消え去る。
六二:何かを成し遂げようと求めず、ただ家にいて飲食のことを司れば、貞正を守って吉である。
九三:家の者が厳しく叱責すれば、悔いや危険があっても最終的には吉となる。婦人や子供が笑い続ければ、最後には煩いが生じる。
六四:家を富ませる。非常に吉である。
九五:王が家に来る。憂えることはない。吉である。
上九:誠実さと威厳を備えていれば、最終的には吉である。
彖伝に曰く
家人卦は、女子が内宅において正しい位置にあり、男子が外において正しい位置にある。男女それぞれがその位を正しくする、これは天地の大義である。家の中には尊厳ある君長がいるべきであり、それは父母を指す。父は父の責任を尽くし、子は子の責任を尽くし、兄は兄の責任を尽くし、弟は弟の責任を尽くし、夫は夫の責任を尽くし、妻は妻の責任を尽くせば、家の道は正しくなる。家の道が正しくなれば、天下もまた安定する。
象伝に曰く
風が火の中から生じる、これが家人卦の卦象である。君子はこれを見て、言葉には実質的な内容を持たせ、行動には恒常性を持たせることを学ぶ。
「家の中に備えを設ける」とは、心志がまだ変わっていないからである。
六二の吉は、柔順でへりくだっているからである。
「家の者が厳しく叱責する」とは、まだ家の道を失っていない。「婦人や子供が笑い続ける」とは、家の中の節度を失っているのである。
「家を富ませる。非常に吉」とは、従順でありながら正しい位置にいるからである。
「王が家に来る」とは、互いに親しみ合うことである。
「威厳による吉」とは、自らに反省を求めることを言う。
